4年前から地球学類がはじまり、1・2・3・4年生のすべてが地球学類となりました。 大気科学分野の教授陣は昨年の6名から5名に減りました。 学群の私の授業担当は少し変更になりました。
・総合科目 ガイアの星 −地球の過去・現在・未来ー
総合科目の企画を学類改組を機会に新しくしました。 ガイアの星は生命環境学群、地球科学が提供するのに相応しい内容と名称です。大勢の参加を期待しています。
地球環境学
学類改組を機会に新たに開設された1年生向けの看板授業です。古今書院から今年出版された 地球環境学の教科書に沿って、オムニバス形式で授業を行います。 私は1学期に登場します。
・大気科学
以前12年間担当していたこの2年生向け授業を数年外れていましたが、木村富士男教授の異動により復活です。 林陽生教授と交代で行います。
・地球基礎数学
2年生向け授業として学類改組を機会に始まった授業です。地球進化の八木先生と分担して教えます。 ベクトル・行列、常微分方程式、編微分方程式、フーリエ級数などを地球学類の立場から 教えます。
・大気力学
今年は、1学期:田中、2学期:上野、3学期:植田が担当で、 学期ごとに科目名が分かれました。 大気のエネルギー論、ロスビー波、傾圧不安定論などの 大気力学について解説する予定。
・気候学・気象学演習
気候学・気象学のアドバンストコースとして、各分野より詳細な 解説を行なうと同時に、卒業研究に向けて基礎的なガイダンスを行ないます。 私は1学期に登場。
・気候学・気象学実験
測器の使い方、基礎的な観測法、天気図の解析、気象学における諸要素 の図的作業について、野外及び実験室において行ないます。 「気候学・気象学野外実験」の基礎となるものです。 私は2・3学期に登場し、物質の輸送拡散モデルや簡単な 天気予報モデルの実習をします。
・気候学・気象学野外実験
平成18年度は私が担当でした。9月15ー18日にかけて 「富士山周辺の地上風系の観測」を行いました。総勢44名。
天気予報は1週間前から連日雨の予報でしたが、当日朝になり晴れました。 はじめに、山中湖の湖陸風に伴う局地循環を観測するために 周辺の14地点で観測網を設け、この領域平均での発散と渦度を計測しました。
本観測は、富士山の山谷風に伴う局地風を観測するために、 周辺の14地点で観測網を設け、この領域平均での発散と渦度を計測しました。
Google Earthに観測された風ベクトルを重ねた図を紹介します。 富士山周辺の地上風系を見ると、山中湖と河口湖の中間で、 北東からの卓越風が富士山の地形効果で分流し、風下の白糸の滝あたりでは、
境界層剥離による反流が見られます。御殿場から富士宮に向かって 別の風系と思われる東風が見えています。 山中湖の観測中には、局所的な低気圧が通過したため、それに伴う
低気圧性の渦度が観測網に引っかかりました。


前回は福島県下郷町の中山風穴の風穴循環の観測をしました。 以前、大学院の野外実験では韓国ICE VALLEY巡検を行いましたが、
そこで解き明かされなかった風穴の謎を解明する ために、ICE VALLEYに最も条件が近い安山岩累石風穴として有名なここ
中山風穴を観測対象に選びました。 気象関係者のみならず、地球科学系の地形学・ 水文学の著名な先生方にも声をかけて地球科学の一現象として、その 謎を解明しました(少しだけ)。
平成13年度に私が担当したときは、春6月と秋11月の2回に分けて中山に巡検に 行きました。春の観測では温風穴からドライアイスを流し込み、崖錐内部の
循環速度が3cm/秒、対流時間が1.5時間であることを解明。冬の観測では
上向き地中熱流量が150W/m2もあり、中山の至る所に温風穴があることを サーモグラフィーを使って解明。 22年度は私はお休みです。
・その他
この他にも、1年生対象の地球学実験 (地球、生物、生物資、物理、化学、数学対象) にひょっこり顔を出す予定です。
・大気科学研究法
大気科学および気候システム論分野における観測的、解析的、理論的 研究とモデリングの研究について、古典的研究から最新のトピックス までを紹介し、議論します。私は3学期担当。 大気力学におけるバランス方程式やハミルトニアン力学、ノーマルモード理論 など、盛りだくさんなクラスです。
・大気科学演習
1年を通じ、いくつかのテーマについて演習・ゼミナール形式で学びます。 気候学・気象学における諸問題について、専門の立場から指導することで、 研究者として一人立ちするために 必要な基礎的知識と理解を修得し、実力の向上を図ります。 また、集中ゼミ形式では、論文紹介により、研究論文の書き方、 研究の進め方を指導します。
・大気科学野外実験
平成16年度は私が担当。地球シミュレータを用いた共同研究に参加し、 NCEP/NCAR, ERA-40, JRA-25, CCSR/NIES, AFESのローレンツエネルギーサイクルや Saltzmanサイクルの計算を行いました。 平成15年度は教官全員で、学群野外実験と合同で、夏に下層ジェット気流の観測 を行いました。 私は平成12年度には、アラスカ大学の国際北極圏研究センターに行って、 ツンドラを歩き、氷河を調査し、セントへレンズ火山の現地調査を行いました。 その前は夏になると山の斜面で氷が発達するという 韓国の不思議なICE VALLEYの観測を行ないました。 日韓共同研究という形で日本側から8名、韓国側から7名の参加があり、 観測の様子はフジテレビのヒューマンで放送されました。 平成22年度は私はお休みです。
・気候システム論
環境科学専攻での講義。大気大循環の視点で気候システムの形成・変動について話します。
1995年に始まったこの教育番組も、昨年 2004年の10周年で終わりです(ホッ)。 以下はなつかしの思い出になりました。 最近は、プレカレッジやスーパーサイエンス スクール企画で、複数の高校にて出前授業を行っています。





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